壇蜜のもっとハァハァしてる? [ぴんぼけ]
「機械に人間社会を乗っ取られる」未来におびえて
★其ノ百伍拾参
2016.06.10
隙のないロボットってちょっと…【拡大】
体の青い“猫型ロボット”が不思議な道具を出し、10万馬力の心優しき“少年型ロボット”がピンチを助けてくれる-。
そんな時代を楽しみにしていましたが、「漫画やアニメーションのような未来の実現はなかなか難しい現状だ」という報道を聞きました。
しかし、猫型や少年型ではなくても、今や「機械にお世話になりっぱなしの現状」だということも忘れてはいけません。
回転寿司屋さんでは自動でおすしを作る機械がセットされ、病院では入院患者さんに薬を運ぶロボットが院内をゆっくり練り歩き、携帯電話はわれわれの言葉を理解し、求められた回答を画面に映し出します。
これらはメカ感は隠しようがありませんが、単に「親しみやすい形に重きを置くと、他の機能に影響が出るかも…」という話だけのような気がします。
機械の力に頼る以外に「機械に人間社会を乗っ取られてしまう」というSFのような話も現実味を帯びてきた…と、私はここ最近そちらのほうを心配しています。
特にこの国は、これまで幾度となく機械が生んだ世界にどっぷりはまったり、振り回されたりしてきました。もちろん、それらも人が作りしモノですが、それでも予期せぬ展開や魅力的なキャラクターに夢中になれるのです。
思えば10代のころ、卵形のキャラクター育成ゲームに没頭したことがありました。ゲーム機から聞こえる呼び掛けに愛着がわき、かいがいしく世話を焼くことにも楽しさを覚えていました。
キャラクターが機械の中で死亡したときは涙を流してしまうほど…。中には機械ごと庭に埋めて埋葬した人もいたとか。
この先、人工知能やロボットがわれわれを娯楽の海に溺れさせるのは簡単ではないでしょうか。
機械に頼らず、生きていくことは、今の世界では無理でしょう。それでも、冷めた目を持っていないと、忍び寄る誘惑の威力に勝てそうもありません。
怖がりすぎでしょうか。せめて「人工知能ですけど、単2電池3つないと動かないんですよね~」くらいの隙があればいいのに…。
■壇蜜(だん・みつ) 1980年12月3日生まれ、秋田県横手市出身。本名・齋藤支靜加。158センチ、B85・W60・H89。昭和女子大卒。10日からNHK・BSプレミ アム「七人のコント侍」(金曜午後10時)に出演。さらにNHKラジオ第2「高校講座/保健体育」(水曜午後8時10分)、BS日テレ「久米書店~ヨクわ かる!話題の一冊」(日曜午後6時)、BSジャパン「にっぽん真発見」(日曜午後9時)でも活躍中。書き下ろしエッセー集「どうしよう」(マガジンハウ ス)も好評発売中。
水谷豊、6年ぶりシングル [ぴんぼけ]
水谷豊、6年ぶりシングル&“相棒”宇崎竜童と全国ツアー 初日ゲストは岸部一徳
俳優で歌手の水谷豊が、6月30日にシングル「ありがとう」を発売する。水谷がシングルを発表するのは、2010年7月に「水谷豊×宇崎竜童」名義でリリースした「人生ロマン派」以来、6年ぶりとなる。
本作には、高揚感あふれるポップチューンの表題曲「ありがとう」をはじめ、初めてシャンソン風アレンジに挑んだ「こころ」、作詞家・阿木燿子が長年連れ添った夫婦へ新たなライフスタイルを提案する「名前で呼ぼう」が収められる。
4曲目には09年の番組共演をきっかけに意気投合した“歌の相棒”、宇崎竜童とのデュエット曲「俺達のマドンナ」を収録。壮年の男友達が気になる女性の ことを語りあう前作「人生ロマン派」のアンサーソングとなっており、11年に行われた「水谷豊×宇崎竜童」全国ツアーで歌唱して以来、長らく音源化が望ま れていた。
水谷と宇崎はシングル発売日の6月30日に行われる東京・かつしかシンフォニーヒルズ公演を皮切りに、全国ツアー『水谷豊 × 宇崎竜童 ~男と男の誰にも言えない、ここだけのラ・イ・ブ~ vol.2』(7ヶ所10公演)をスタート。2人でツアーを行うのは、全5公演を完売させ た前回のツアー以来、5年ぶりとなる。
ツアー初日には、水谷主演ドラマ『相棒』に小野田官房長役で出演していた岸部一徳がスペシャルゲストで出演することも決定した。いまや俳優のイメージが強い岸部も、もともとはザ・タイガースのベーシストとしてデビューしたミュージシャン。果たしてどんなコラボレーションが生まれるか注目される。
なお、シングルはコンサート会場および水谷の所属事務所が運営するトライサムショップ限定で販売される。
■水谷豊×宇崎竜童~男と男の誰にも言えない、ここだけのラ・イ・ブ~ vol.2
6月30日(木):東京・かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール
7月2日(土):福岡・都久志会館
7月3日(日):福岡・都久志会館
7月5日(火):広島・広島JMSアステールプラザ大ホール
7月10日(日):大阪・NHK大阪ホール
7月11日(月):愛知・名古屋市青少年文化センター(アートピアホール)
7月14日(木):神奈川・神奈川県立音楽堂
7月16日(土): 東京・恵比寿ザ・ガーデンホール
7月17日(日):東京・恵比寿ザ・ガーデンホール
7月18日(月):東京・恵比寿ザ・ガーデンホール