壇蜜のもっとハァハァしてる? [ぴんぼけ]
「乾き」のマイルール 「調子に乗ってぜいたくするのがこわい」という不安も
★其ノ百七拾
2016.11.04
私、乾いてないですか【拡大】
唇や指先の荒れ具合で「ああ、秋本番だなあ」と悟ります。ブログでも保湿や潤いを保たせるために日々思案している話を時々しますが、寄る年波にはなんとやら…。仕事場や移動先でメークさんに「あらー、乾燥してるわ、こりゃ」と毎回のように言われてしまう始末。
「どうしたの、こんなにカサカサで」なんて言われたときは、30分前に保湿の化粧水をヒタヒタとつけてきたばかりでしたので、落胆してしまいました。まるで一昔前の「新製品のシェーバーを試した会社員の男性(その前にそったばかりという設定)」のようなリアクション。
そんな、30分前の水分すらも盛大に吸収して次なる乾きをもたらす私の肌ですが、最近では仕事でお世話になるメークさんやヘアスタイリストさんが、肌や髪の保護方法を教えてくれるため、何とかトラブルを未然に防げている状態です。
学生時代のようにハンドソープで顔を洗い、リンスインシャンプーで髪の洗浄を終えていた時間とはもう決別し、「ある程度の資金と手間をかけて、いろいろと手入れする」ことはぜいたくや甘えではなく、仕事の一環として受け入れていかないといけないときがきたようです。
しかし、私は大ざっぱで心配性。「面倒はいやだし、そもそもこの先不祥事を起こして路頭に迷い、肌や髪のケアなんていってられなくなったら…。反動がこわい。調子に乗って今、ぜいたくするのがこわい」という、どうしようもない不安も正直なところです。
そんな起きるかどうかも分からない難儀を想像するほうがよっぽど肌や髪に悪いのですが…、大ざっぱの心配性っぷりに周囲もあきれ気味です。
そんなこともあり、現在、「先々を不安視しない程度の投資と手間のマイルール」を作成しました。普段使う化粧水やクリームは安くて肌に合う従来のもので、寝る前だけはメークさんご推奨のクリーム、ヘアケアは基本的に美容師さんのお勧めを使い、横恋慕(他のものを買う)は禁止。
餅は餅屋ですが、やはり昔から愛用しているものも信じたい…。ハザマを取り持って気分を安定させるのでした。
■壇蜜(だん・みつ) 1980年12月3日生まれ、秋田県横手市出身。本名・齋藤支靜加。158センチ、B85・W60・H89。昭和女子大卒。写真集「あなたに祈りを」(講談社)が発売中。NHKラジオ第2「高校講座/保健体育」(水曜午後8時10分)、BS日テレ「久米書店~ヨクわかる!話題の一冊」(金曜午後11時半)、BSジャパン「にっぽん真発見」(日曜午後9時)に出演中。