壇蜜のもっとハァハァしてる? [ぴんぼけ]
「本を売る」の先に秘められた 「人助け、人救い」の力
★其ノ百七拾弐
2016.11.18
出会いって素敵ですよね【拡大】
先日、読書に関するイベントに参加してきました。もっと読書を充実させようという思いや、読書の時間を「良い時間」にしようという思いを、ゲストが意見を言い、会場のお客さまに熱心に伝える場面もありました。
ディベートではなかったので、激論飛び交う展開とはいきませんでしたが、ディベートに慣れていない(むしろ少し苦手な)私は、「語り合う会」形式に感謝している次第です。
ちなみに、私にとって「良い読書」をする方法は…、やはり「本の悪口を言わないで向き合う」と「短い感想を日記や覚え書きにつづる」、そして「できれば定価で購入。印税でご飯を食べている人がいますから…、あ、私の本も定価購入だとうれしく思いますね」の3つかなとお伝えした次第です。定価で買ってね~のくだりで笑っていただいたのはうれしかったです。
そんな私ですが、定価購入はあくまで努力目標で、古本屋にふらりと立ち寄り、欲しかった漫画やすでに店頭にない雑誌をお値打ち価格で購入することもあります。古本屋での出会いも貪欲に狙う「欲張り女」です。買い損ねていた先々月号の雑誌を古本屋さんで見つけたときの「やったー!!」という感無量の思いはクセになりますしね。
感動の対面の後は本をしっかりつかみ、紅潮した顔でお会計をしている私は相当珍妙なお客だと思われているでしょう。
感動の出会いがあったのも、その本を古本屋さんに売ってくれた人がいたから…。そう思うと、「本を売る」の先に秘められた「人助け、人救い」の力の強靭さに驚きます。
私も漫画をまとめ売りしたことがありますが、その後、私と同じように「あったー!! しかも全巻!!」という歓喜の雄叫びを上げた人がいるかもしれないわけですから。
最近では電子書籍というスタイルも参入し、欲張り女の壇蜜は便利に使用しています。結局、定価で購入した本も、古本も、電子書籍も、みんな大好きなのです。「どれも無くなってもらっては困るから、まんべんなく愛を注いでます」なんて言っているから、ディベートには向いていないんでしょうね。
■壇蜜(だん・みつ) 1980年12月3日生まれ、秋田県横手市出身。本名・齋藤支靜加。158センチ、B85・W60・H89。昭和女子大卒。写真集「あなたに祈りを」(講談社)が発売中。NHKラジオ第2「高校講座/保健体育」(水曜午後8時10分)、BS日テレ「久米書店~ヨクわかる!話題の一冊」(金曜午後11時半)、文化放送「壇蜜の耳蜜」(月曜午後7時半)に出演中。