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明日のシナリオ [TV・映画]

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「ところで、大使、ひとつお聞きして宜しいでしょうか?」
(データ)
「何だ、データ君。」(スポック)
「大使の時空転送は、未来には行けない仕様とお見受け
しますが…」(データ)
「論理的だ。」(スポック)
「そりゃそうだ、データ。起こってない明日には行けないよ。」
(ジョディ)
「ジョディ、違うんだ。大使の作られたプログラムがあまりにも
SYMPLEなものだったので…」(データ)
「スキャンされたか...。」(スポック)
「データ、コードは?」(ライカー)
「ごみ箱を空にした時走るスクリプトと、アンマウントの実行文
だけです、副長。」(データ)
「驚いたな。」(ピカード、ライカー)
「OSが問題だった。当時の技術では、UNIX宇宙域からしか
マウントを張れなかったのだ。」(スポック)
「マウントって何なの?」(トロイ)
「この場合、簡単に言えば、この世界に過去が見える窓を作る事
です。カウンセラー。」(データ)
「じゃ、窓を開けて自由に行き来できるのね?」(トロイ)
「ところが、向こうには窓がないから駄目なんですよ。」(ジョディ)
「当時のマイクロソフトは、まだDOSを引きずっていたのですね
大使。」(ピカード)
「さすがは艦長、ご明察だ。」(スポック)
「ところで、大使、私にはどうも、大使がまっこい.scrだけの
為にテーマを選定したとは思えないのですがね?」(ピカード)
「ばれたか...。」(スポック)
「何かしに来たのでしょう?」(ピカード)
「艦長には敵わないな。」(スポック)
「大使、真の目的は何ですか?」(ライカー)
「ん...、ボイジャーだ。」(スポック)
「まさか、δ宇宙域から復元しようなんて...!?」
(ジョディ)
「そのまさかだ......。やってみよう...。」(スポック)
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<キャスティング>
「今回もキューと遭遇できるとは限らない。」(スポック)
「俺はまだ生きている設定になってるのか?スポック」(マッコイ)
「さてどちらへいきますか?」(カトウ)
「宇宙だ。私が責任を取る。」(カーク)
「今度はちっとやそっとでは驚かんぞ。」(チャーリ)
「私をウフーラと呼ぶ人は素人ね。」(ウラ)
「今日もまた暴漢者だ...。」(チェコフ)
「我々は今回も登場するだろうか。」(ピカード)
「勝負は時の運さ。」(ライカー)
「ボイジャーは出るのだろうか?」(ジョディ)
「個人的には、セブンに会いたい。」(ウォーフ)
「こんどは、スクリーンセーバーは無しよ。」(トロイ)
「今回も、気絶は期待されてます。」(データ)
「私が直してあげるわよ。」(ビバリ)
<その他のメンバ>
「おひさしぶりねぇ。」(ガイナン)
「俺も声が出したい。」(キュウ)
「だめだ。」(ロキュータス)
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「船体速度、依然ワープ9のままです。」(カトウ)
「船長、前方にワームホール確認。突入します!!!」(ウラ)
「うわーっ。」(マッコイ)
「スポックーっ、何とかしてくれ!!!」(カーク)
「・・・・・・・・・・・・・・転送。」(スポック)
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「艦長、前方2300宇宙キロに亜空間の歪みを探知しました。」
(ツボック)
「分析して。」(Jウェイ)
「未確認飛行物体、ワープ3でこちらに向かってきます。」
(ツボック)
「メインスクリーンへ。」(Jウェイ)
「あれは、エンタープライズだ。」(チャコティ)
「艦長、突っ込んできます!!。」(キム)
「トーム、回避!!!」(Jウェイ)
「右舷2.3宇宙キロを通過しました。」(ツボック)
「反転180°、ワープ9で追って。」(Jウェイ)
「了解・・追いつきました。ワープ3に減速、並行しています。」
(パリス)
「ハリー、進行方向に障害はない?」(Jウェイ)
「現在のスピードで、1週間は大丈夫でしょう。」(キム)
「正確には、最低230時間だ。」(セブン)
「ツボック、生命反応は?」(Jウェイ)
「ありません。」(ツボック)
「セブン、船体をスキャンして。」(Jウェイ)
「了解した。」(セブン)
「あの型は20世紀後半のものですね、艦長。」(チャコティ)
「あーら、それは貴方の専門分野じゃないかしら?チャコティ」
(Jウェイ)
「と言う事は、時空を超えてきたというわけですか?」(キム)
「そうらしいわね。」(Jウェイ)
「艦長、船体スキャンが完了した。」(セブン)
「分析して。」(Jウェイ)
「メインCPU:DX4、100MHz、
HDD:540MB、メモリ:20MB
OS:WINDOWS95、船籍不明。」(セブン)
「DX4、100?、化石だぞ。」(パリス)
「艦長、ディスク空き容量0、メインパワーは作動してない様だ。」
(セブン)
「慣性で動いてるって事か。」(チャコティ)
「ツボック、リモートコントロールはできる?」(Jウェイ)
「バッテリーが離脱、コンセントも外れています。
こちらからアクセスできるとすれば、赤外線通信装置経由ですが、
デバイスを認識しません。」(ツボック)
「艦長、当時のドライバの復元は無理ですね。」(チャコティ)
「まずは、停止させなくちゃ、ツボック、トラクタービーム。」
(Jウェイ)
「発射します。捕獲しました。」(ツボック)
「トム、ワープアウト、減速。」(Jウェイ)
「了解、艦長、停止しました。」(パリス)
「副長、行きたそうね。」(Jウェイ)
「それはもう。」(チャコティ)
「任せるわ。」(Jウェイ)
「了解。ハリー、セブン、行くぞ。」(チャコティ)
「ツボック、3名転送。」(Jウェイ)
「転送完了。」(ツボック)
「セブンはHDD、ハリーは周辺機器を頼む。」(チャコティ)
「まず、コンセントだな。これで良し、と。」(キム)
「副長、照明、生命維持装置が回復した。」(セブン)
「おや?これは何だ?」(キム)
「フロッピードライブ、当時の外部記憶装置だ。媒体には磁気
ディスクを使う。」(チャコティ)
「副長、これは、WIN98のNo.23ディスクだ。」(セブン)
「変だな、98にフロッピーバージョンは無かったはずだが。」
(チャコティ)
「海賊版ですね。WIN98にアップグレードしていたらしい。」
(キム)
「変だな、本船は最大メモリは20MBのはず。」(チャコティ)
「副長、見てくれ、PCMCIAが増設されていて、中に5MBの
フラッシュカードがささっている。」(セブン)
「これは....?、メインメモリにバイパスされてますね。」(キム)
「ということは、メモリ25MB、WIN98推奨24MB以上、
仕様を満足するという事だ。」(チャコティ)
「誰か知らないが、ベラナ並だな。」(キム)
「副長、どうやらこのディスクはウィルスに感染している様だ。
これは、ディスクキャッシュを連続的に攻撃するタイプだ。
これだとスワップサイズは急激に倍増する事になる。」(セブン)
「それで、HDD空き容量0って事か。」(キム)
「セブン、駆除可能か?」(チャコティ)
「うぃるすばすた2300ならパターンが対応する。」(セブン)
「ハリー、早速マイクロソフトの歴史サイトからダウンロード
してくれ...。とは言ってもここはδ宇宙域か、弱ったな。」
(チャコティ)
「副長、初期化するしか方法はない。」(セブン)
「わかった、セブン。FDISKだ。」(チャコティ)
「待ってください、副長、それではデータが復元できません
メモリスティックを超圧縮してバックアップします。」(キム)
「バックアップ完了、FDISK完了、念のため超圧縮ディスク
フォーマットした。」(セブン)
「セブン、OSはどうする?」(キム)
「ドクターのEMHエミュレータをLINDOWSに改造する。」
(セブン)
「さてと、起動するか。ハリー、メインスイッチON。」
(チャコティ)
「DOS画面から切り替わりません。」(キム)
「βパーティションをアクティブにしろ。」(セブン)
「ハリー、再起動。メモリスティックのユーザデータ復元。」
(チャコティ)
「立上がりました。現在のディスク空き容量2TB。」(キム)
「おや、何だこれは。」(セブン)
「どうした、セブン?」(チャコティ)
「副長、ごみ箱にファイルが一つ落ちている。」(セブン)
「??????」(チャコティ)
「spock.lzh?何だこりゃ?」(キム)
「副長、これは当時の圧縮形式の様だ。」(セブン)
「スポック大使のものだな。」(チャコティ)
「えっ、あのバルカンの?」(キム)
「確かご存命で、ロミュランにおられるはずだ。」(セブン)
「セブン、解凍できるか?」(チャコティ)
「LINDOWSの解凍ツールを使用する。解凍完了。README.mid,
spock.exe、2つのファイルが存在する。」(セブン)
「副長、この形式を再生するには、プレーヤーが必要ですね。」
(キム)
「ドクターをインターフェースにすれば、解読できるだろう。」
(セブン)
「チャコティからボイジャー。」(チャコティ)
「副長、どんな具合?」(Jウェイ)
「艦長、スポック大使より、メッセージが有ります。」
(チャコティ)
「どういう事?」(Jウェイ)
「これこれこー言う事です。」(チャコティ)
「わかったわ。Jウェイからドクター、応答して。」(Jウェイ)
「緊急医療の概要を述べよ、何でしょう、艦長。」(ドクター)
「ちょっとこっちへ来てくれない?」(Jウェイ)
「何でしょう?」(ドクター)
「あなたはmid形式ファイルを再生できるわね。」(Jウェイ)
「かなり古い形式ですが、音声認識モジュールには組込まれて
います。」(ドクター)
「では、やって。副長、OKよ。」(Jウェイ)
「セブン、送信してくれ。」(チャコティ)
「ドクター、送信する。再生たのむ。」(セブン)
「わかった。再生します、艦長・・・・・・・・・・・・・・・・」(ドクター)
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「私はエンタープライズ副長、スポックだ。
この声が届くとすれば、次世代のクルーと
判断する。我々は提督の依頼でWIN98
をインストールしていた。本船がその推奨
環境を満足しない事はわかっていた。しかし
カーク船長の業務命令で実行した。我々は、
どうやら見えない敵に、波動砲も使わずして
屈してしまったようだ。大和の諸君、私の
願いは只一つだ。ごみ箱を空にしてくれ。
以上だ。 他の無税。Mr.Spock」(スポック)
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「艦長、どうしますか?」(チャコティ)
「念のため、コピーを取ってやりますか?」(キム)
「その必要はないわ。副長、ごみ箱を空にして。」(Jウェイ)
「セブン、ごみ箱を空にしてくれ。艦長、宜しいですね?」
(チャコティ)
「いいわよ。」(Jウェイ)
「実行。・・・・・・・・・・・・・」(セブン)
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「スポックーっ、何とかしてくれーっっっっ、あれっ?」(カーク)
「船長、WIN98のセットアップが完了しました。」(スポック)
「ワームホールはどうなったんだ?スポック?」(カーク)
「消失しました。現在の航行速度、ワープ9.5。」(スポック)
「そんな馬鹿な。WIN98のスペックでは無理だ。」(チャーリ)
「キャッシュメモリが1GBにセットされています。」(スポック)
「スポック副長、冗談も休み休みにして下さい。
えっ、あっ、うっうう、なんじゃこりゃーっ。」(チャーリ)
「チャーリ、どうした?」(カーク)
「船長、ショックで気絶したようです。」(スポック)
「ところで、Dr.はどうした、見えない様だが?」(カーク)
「トイレでも行ったんでしょう。」(スポック)
「船長、お気に入りのキーボードがなくなりました。」(チェコフ)
「音声入力機能がインストールされたので問題無い。」(スポック)
「船長、通信装置もデジタル化されています。」(ウラ)
「ポインティングデバイスもパネルになっています。」(カトウ)
「スポック、現在の時刻を知りたいんだが...。」(カーク)
「コンピュータ、現在の時刻を教えてくれ。」(スポック)
「現在、宇宙暦5523.010107.232323」(PC)
「010107?正月が終わってしまうぞ。」(カーク)
「いやあ、まいった。」(マッコイ)
「ドクター、ずいぶん長いトイレでしたね。」(スポック)
「最悪だよ。急に下痢ゲリ状態。」(マッコイ)
「それは問題ありません。ドクター。但し何人かは悲鳴をあげた
かもしれない...........。」(スポック)
「ドクターすまないが、機関室のチャーリを診てきてくれ。」
(カーク)
「船長、大丈夫です。ちょっと目眩がしただけです。」
(チャーリ)
「どうなってるんだ?さっぱりついて行けん。」(マッコイ)
「船長、HDDが2.3テラバイトに圧縮されています。
いったい誰がこんな事を?」(チャーリ)
「スポック、何をやったんだ?」(カーク)
「私は何もしていません。」(スポック)
「じゃ、誰がやったんだ?」(マッコイ)
「私は、私のプログラムとドクターのスクリーンセーバーをごみ箱
に捨てただけです。」(スポック)
「なにーっ、私の大切なスクリーンセーバー、
あっ、ごみ箱が空だ。....スポックゥゥゥ!!!」(マッコイ)
「ドクターのスクリーンセーバーはここにあります。
あいかわらず、いい趣味とは程遠いですね。」(スポック)
「ミスターカトウ、プリンタユニットまであとどのくらいだ?」
(カーク)
「船長、現在のスピードで2.3時間です。」(カトウ)
「船長、年賀状の返信をまだあきらめてないんですか?」
(チェコフ)
「当然だ。」(カーク)
「船長、提督からメッセージが入っています。」(ウラ)
「ほっとけ。」(カーク)
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<キャスティング>
「最大のミソは、まっこい.scrが無かった事だ。」(スポック)
「21世紀、私はトイレに存在したい。」(マッコイ)
「さてどちらへいきますか?」(カトウ)
「故郷だ。私が責任を取る。」(カーク)
「次世代の超圧縮、またショックだったね...。」(チャーリ)
「Mr.スポックはいつWIN98をインストールしたのかしら。」
(ウラ)
「今日もまた傍観者だ...。」(チェコフ)
「我々はスポック大使の戦略に一口乗る事にした。」(ピカード)
「お手合わせ願いたいものだ、チャコティー。」(ライカー)
「ベラナ・トレスはクリンゴンの女性技師らしい。」(ジョディ)
「私は、ダックスの方がいい。」(ウォーフ)
「ウオーフ!!!」(トロイ)
「ボイジャーのドクターはホログラムのようです。」(データ)
「私の出る幕はないわね。」(ビバリ)
「という事で、私が艦長のJウェイです。」(Jウェイ)
「でもって、副長やらせてもらっているチャコティです。」
(チャコティ)
「そして、僕が宇宙一のパイロット、トムパリスだ。」(パリス)
「その妻、世界一の機関技師、ベラナトレスよ。」(トレス)
「じゃ、親友という事で、ナビのハリーキムだ。」(キム)
「大使、決して真似したわけではありません。」(ツボック)
「抵抗は無意味だ、同化する。と昔は言っていた。」(セブン)
「同化してる税。どうだい固論歩?」(ドクター)
<その他のメンバ>
「お帰りなさい、Jウェイ。」(ボーグQィーン)
「声だけでも、どうだ?」(キュウ)
「だめだね。」(ニーリックス)
「消す。」(ケス)
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本日のシナリオのキャストをTNGからVGRに変更したバージョン。
同じシーンをキャスト変更するだけで、異なるシナリオとなるものだ税。
ところで、
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「メインCPU:DX4、100MHz、
HDD:540MB、メモリ:20MB
OS:WINDOWS95、船籍不明。」(セブン)
「DX4、100?、化石だぞ。」(パリス)
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船籍はLibretto30(東芝)である。
http://www42.tok2.com/home/se1and/profile/pc/lib30h.htm
2001ネットデビュー時、私が使用していたマシン(NCC-1701)
である。今でも本棚の隅に眠っている。
これだけは、82億に出品するつもりは無い。
私にとっては、プレミアム物なのだ。
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以上だ税。
固論歩

続きのシナリオ [TV・映画]

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「宇宙暦55XX.010101、我々の目の前から20世紀の
エンタープライズは消え去った。我々は唯一の手がかりである
ロミュランのスポック大使を訪れる事とした。」(ピカード)
「艦長、まもなくロミュラン星域です。」(データ)
「艦長、センサーに反応があります。
どうやら、ウォーバードの様です。」(ウォーフ)
「ウォーフ、防御スクリーン!!!」(ピカード)
「艦長、ウォーバードから通信が入っています。」(データ)
「データ、メインチャンネルへ頼む。」(ピカード)
「ブラウザを起動します。」(データ)
「久しぶり、ピカード艦長。」(スポック)
「これは、スポック大使、奇遇ですね。
実は、これからそちらに伺おうとしていたのです。」(ピカード)
「大使の方から出向かわれたという事は、」(ライカー)
「すでに、突然の来訪を予知していたというわけですね。」
(データ)
「その通りだ。私が唯一のキーワードだとすれば、諸君が今日
この場所に現れるのは論理的だ。」(スポック)
「早速ですが大使、何があったのか説明願えますか?」(ピカード)
「それでは、そちらへ伺うとしよう。」(スポック)
「ウォーフ、大使の転送を頼む。」(ピカード)
「了解、ロックオンしました。転送します。」(ウォーフ)
「カウンセラー、転送室へ、大使を出迎えてくれ。」(ピカード)
「わかりました。艦長。」(トロイ)
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「キャーっ・・・・まっこい・・・・・!!!」(トロイ)
「どうしたカウンセラー???」(ピカード)
「気絶したようですね。」(データ)
「ウォーフ、保安部員を。ドクター、転送室へ。」(ピカード)
「了解。」(ウォーフ、ビバリ)
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「トロイ、大丈夫?」(ビバリ)
「・・・・うーん、あ、ビバリ...まただわ...。」(トロイ)
「またって、まっこいのスクリーンセーバ?」(ビバリ)
「今日は、厄日よ。」(トロイ)
「艦長、ごみ箱が転送されています。大使は居られません。」
(ウォーフ)
「ウォーフどういう事だ。」(ピカード)
「わかりません。確かにロックオンしたはずですが。」(ウォーフ)
「コンピュータ、本艦にスポック大使は乗船しているか?」
(ピカード)
「本艦には存在しません。」(PC)
「データ、ウォーバードに生命反応はあるか?」(ピカード)
「スキャンします。...生命反応はありません。」(データ)
「ウォーフ、ごみ箱の中身は?」(ピカード)
「まっこい.scrです。艦長。」(ウォーフ)
「うむむ。副長、どう思う?」(ピカード)
「また、私の出番の様ですね、艦長。」(ライカー)
「そのようだ。ウォーバードに行ってくれ。」(ピカード)
「ジョディ、データ。行くぞ。」(ライカー)
「了解。」(データ)
「待ってました。」(ジョディ)
「ウォーフは、転送履歴を調べてくれ。
ドクターはカウンセラーと医療室へ。」(ピカード)
「了解。」(ウォーフ、ビバリ)
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「副長、トランスレータのセキュリティーチェックは
レベル512で完了、異常ありません。」(ウォーフ)
「了解、ウォーフ。3名転送してくれ。」(ライカー)
「転送します。」(ウォーフ)
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「データはHDD、ジョディは周辺機器を頼む。」(ライカー)
「副長、コンセントをお願いします。これでは息ができません。」
(ジョディ)
「そうだったな。ここか。入れたぞ。」(ライカー)
「照明、生命維持装置、回復しました。」(データ)
「おや?このブリッジは???エンタープライズだ。」(ジョディ)
「TOSシリーズだな。」(ライカー)
「あれ、またフロッピードライブがささってる。」(ジョディ)
「ディスクは?」(ライカー)
「WIN98のNo.23ディスクです。」(ジョディ)
「・・・・おかしい、この状態は前に経験している。」(データ)
「副長、やっぱりウィルスに感染しています。」(ジョディ)
「データ、駆除可能か?」(ライカー)
「うぃるすばすた2300はトライコーダに常駐しています。
.........実行完了。副長、ウィルスは駆除されました。」(データ)
「データ、再起動。F8からセーフモードで立上げろ。」(ライカー)
「立上がりました。現在のディスク空き容量3MB。」(データ)
「さっきと同じだ。」(ジョディ)
「ライカーよりエンタープライズ。」(ライカー)
「ピカードだ。副長、様子はどうだ。」(ピカード)
「艦長、このウォーバードはまるでさっきのエンタープライズ
の様です。」(ライカー)
「どういう事だ、ウォーバードとは????」(ピカード)
「?????・・・・・・・・・・・・・・」(ライカー)
「副長、どうやら、我々は時空転送で戻されたようです。」(データ)
「これは20世紀後半のエンタープライズです。」(ジョディ)
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「艦長、すみません、詳細は後ほど報告します。
ところで、お願いがあります。1TBバリアブルメモリ
スティックを準備できますか?」(ライカー)
「艦長、在庫は充分です。」(ウォーフ)
「そちらに転送しよう。ウォーフ、手配を頼む。」(ピカード)
「了解、転送完了。」(ウォーフ)
「艦長ありがとうございます。また後ほど報告します。」
(ライカー)
「宜しく頼む。」(ピカード)
「やれやれ、またか。メモリスティック装着完了。」(ジョディ)
「WIN98ダウンロード完了、メモリスティックにコピー
します。」(データ)
「データ、setup.exe起動。ん、待った、妙だな。」(ライカー)
「でしょう、副長、我々は何故戻されたのでしょうか?」(ジョディ)
「過去で何かあったと考えるべきだな。」(ライカー)
「時空転送によって、1TBメモリスティックが21世紀に
もたらされた、という事になります。」(データ)
「ナノチップ技術は、当時未開発だったはずです。」
(ジョディ)
「ジョディ、21世紀、ファイルシステムはFAT32対応で、
WIN98にはドライブコンバータがあったはずだ。
FAT16→32でスワップ領域を確保できる空容量と
ならないか?」(データ)
「やってみる価値はあるな。データ。」(ジョディ)
「待て。もし1TBメモリスティックが21世紀になければ
歴史が変わる事になる。」(ライカー)
「もしかしたら、私は存在しなくなるかもしれない。という事
ですね。副長。」(データ)
「そうだ。」(ライカー)
「データ、21世紀ナノチップ技術がないとした時、我々が
どうなっているか分析できるか?」(ジョディ)
「やってみよう。・・・・・・。
当時のいんてる系技術革新度からいって、ナノチップの登場は
1世紀の後退が予想される。つまり、スーン博士はすでに絶命
ということで、少なくとも私は誕生していない事になる。」
(データ)
「これは、大使の投げかけだな。」(ライカー)
「副長、どういう事ですか?」(ジョディ)
「お前等、どう選択する?って事だ。」(ライカー)
「しかし副長、このまま続ければ、メビウスの輪です。」(ジョディ)
「考えるんだ。大使の事だ、何かある。」(ライカー)
「そういえば、何故まっこい.scr入りのごみ箱が転送された
んでしょう?」(ジョディ)
「どうやらそれがキーワードらしいな。」(ライカー)
「確か、我々がエンタープライズにリセットされた後、
我々のエンタープライズのごみ箱に、まっこい.scrが
落ちてて、それをウォーフが空にしたはずです。」(データ)
「その瞬間、カウンセラーの悲鳴が・・・・。」(ジョディ)
「その後、まっこい.scrはどうなったんだ?」(ライカー)
「ウォーフがごみ箱を空にした時点で、過去に時空転送された
はずです。」(データ)
「それだデータ。確か、俺たちはワープ3で並行していたはずだ。」
(ジョディ)
「ワープ中に時空転送を行った為、時間誤差は許容値を超えた
という事か。」(ライカー)
「私たちが戻ってから、数分後にカウンセラーの悲鳴を聞いた
とすれば、同次元に戻ることは不可能です。」(データ)
「大使は唯一のミスを犯した。それは、リンクを張り忘れたんだ。」
(ジョディ)
「論理的だな。」(ライカー)
「副長、それは、大使の口癖です。
艦長は大使の洒落だと言われてましたが??」(データ)
「データ、さるも木から落ちる。だ。」(ライカー)
「それは、その道のプロでもミスはつき物の例えですね。」(データ)
「となれば副長、対策は簡単ですね。」(ジョディ)
「どうだ、データ。」(ライカー)
「WIN98のインストールを続行し、spock.exeからまっこい.scr
にリンクをかけて、船を停止させてからごみ箱を空にする。」
(データ)
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「よーしデータ、setup.exe起動。」(ライカー)
「完了。インストーラ立ち上がりました。?????????、
WIN98インストール完了。再起動がかかりました。」(データ)
「ごみ箱にspock.lzh確認、データ解凍頼む。」(ジョディ)
「ショートカットでポジトロニックブレインに接続。
解凍完了。README.mid,spock.exe,まっこい.scrの3つの
ファイルが存在します。」(データ)
「副長、リンクを張りました。」(ジョディ)
「ライカーからエンタープライズ。」(ライカー)
「ピカードだ。副長、どうだ。」(ピカード)
「メインシステムの修復が完了。これから船を停止します。」
(ライカー)
「了解した。ウォーフ、合わせてワープアウトしてくれ。」
(ピカード)
「わかりました。」(ウォーフ)
「副長、停止処理を実行してくれ。」(ピカード)
「データ、停止タスクを実行。」(ライカー)
「メモリに常駐します。」(データ)
「艦長、船体が停止しました。」(ウォーフ)
「ご苦労、ウォーフ。」(ピカード)
「艦長、スポック大使より、メッセージが有ります。」(ライカー)
「どういう事だ。」(ピカード)
「これこれこー言う事です。」(ライカー)
「わかった。再生してくれ。ウォーフ、メインチャンネルON。」
(ピカード)
「ONしました。」(ウォーフ)
「スポック大使って、TOSシリーズのニモイ?」(トロイ)
「そうみたいよ。Dr.マッコイのケリーは死んだわ。」(ビバリ)
「副長、再生してくれ。」(ピカード)
「データ、たのむ。」(ライカー)
「了解、再生します。・・・・・・・・・・・・・・・・」(データ)
-----------------------------
「私はエンタープライズ副長、スポックだ。
この声が届くとすれば、次世代のクルーと
判断する。我々は提督の依頼でWIN98
をインストールしていた。本船がその推奨
環境を満足しない事はわかっていた。しかし
カーク艦長の業務命令で実行した。我々は、
どうやら見えない敵に、フェーザーも使わずして
屈してしまったようだ。エンタープライズの諸君、
私の願いは只一つだ。ごみ箱を空にしてくれ。
 以上だ税。Mr.Spock」(スポック)
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「艦長、どうしますか?」(ライカー)
「副長、大使の願いは只一つ、ごみ箱を空にしてくれだ。」
(ピカード)
「データ、ごみ箱を空にしてくれ。艦長、宜しいですね?」
(ライカー)
「任せる。」(ピカード)
「実行します。・・・・・・・・・・・・・」(データ)
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「ウォーフよりブリッジ、艦長、ウォーバードに生命反応
がありません。」(ウォーフ)
「ライカー達はどうしたんだ?」(ピカード)
「艦長、突然ごみ箱が消失しました。」(ウォーフ)
「どういう事だウォーフ。」(ピカード)
「久しぶりだな、ウォーフ。」(スポック)
「あっ、これは大使、良くおいで下さいました。」(ウォーフ)
「君たちにここで会えるとは、目的を果たしてくれた様だな。」
(スポック)
「ウォーフより艦長、大使が転送されました。着艦です。」
(ウォーフ)
「なんという事だ・・・?
とりあえず、作戦室にお通ししてくれ。」(ピカード)
「了解。」(ウォーフ)
「ピカードから医療室。ドクター、カウンセラーは大丈夫か?」
(ピカード)
「沈静剤を投与しました。もうすっかり元気です。」(ビバリ)
「艦長、ご心配をおかけしました。」(トロイ)
「それは何よりだ。ところで、大使がお着きになった様だ。
すまないが、上級士官は作戦室に集合してくれ。」(ピカード)
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「ご無沙汰、ピカード艦長。」(スポック)
「これは大使、ようこそお出で下さいました。」(ピカード)
「カウンセラーには大変申し訳ない事をした。」(スポック)
「とんでもない、2回ほど気絶しただけです。」(トロイ)
「ところで、大使、いったい何があったんです?」(ピカード)
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「艦長、それは私からご説明しましょう。」(ライカー)
「ライカー、いつ戻ったんだ?????」(ピカード)
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
というわけで、これこれこーいうことです。」(ライカー)
「そういうことか。副長、ご苦労だった。」(ピカード)
「ライカー副長、お疲れ。。。」(スポック)
「スポック大使、この時代でお目にかかれて光栄です。」(ライカー)
「私はミスを犯した。もうご存知とは思うが、ドクターの
スクリーンセーバーにリンクを張り忘れたのだ。
そのおかげで、私は今日までドクターに借りを作ったまま
負い目を感じで生きてきたのだ。君たちのおかげで、
やっと借りを返す事ができた。21世紀のコーヒーでも
おごらせて頂こう。ファイヤー・ダブル。」(スポック)
「それでは、大使、続きはバーラウンジで如何です?」(ピカード)
「御供しよう。」(スポック)
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「スポックーっ、何とかしてくれーっっっっ、あれっ?」(カーク)
「船長、WIN98のセットアップが完了しました。」(スポック)
「ワームホールはどうなったんだ?スポック?」(カーク)
「消失しました。現在の航行速度、ワープ9.5。」(スポック)
「そんな馬鹿な。WIN98のスペックでは無理だ。」(チャーリ)
「キャッシュメモリが1GBにセットされています。」(スポック)
「スポック副長、冗談も休み休みにして下さい。
えっ、あっ、うっうう、なんじゃこりゃーっ。」(チャーリ)
「チャーリ、どうした?」(カーク)
「船長、ショックで気絶したようです。」(スポック)
「ドクター、様子を診てきてくれ。」(カーク)
「ドクターはまだ気絶したままそこで気を失っています。」
(スポック)
「船長、お気に入りのキーボードがなくなりました。」(チェコフ)
「音声入力機能がインストールされたので問題無い。」(スポック)
「船長、通信装置もデジタル化されています。」(ウラ)
「ポインティングデバイスもパネルになっています。」(カトウ)
「スポック、現在の時刻を知りたいんだが...。」(カーク)
「コンピュータ、現在の時刻を教えてくれ。」(スポック)
「現在、宇宙暦5523.010107.232323」(PC)
「010107?正月が終わってしまうぞ。」(カーク)
「いやあ、まいった。」(マッコイ)
「ドクター、ずいぶん長い間夢を見ていた様ですね。」
(スポック)
「冗談じゃないぞ。スポック、
いったい何があったんだ。ワームホールはどうした。」
(マッコイ)
「ドクター、気分はどうですか?」(スポック)
「最悪だよ。まるで誰かに見られている気がして...」(マッコイ)
「それは気のせいでしょう...........。」(スポック)
「ドクターすまないが、機関室のチャーリを診てきてくれ。」
(カーク)
「船長、大丈夫です。ちょっと目眩がしただけです。」
(チャーリ)
「どうなってるんだ?さっぱりついて行けん。」(マッコイ)
「船長、PCMCIAに1テラバイトのメモリスティックが装着されて
います。いったい誰がこんな物を?」(チャーリ)
「スポック、何をやったんだ?」(カーク)
「私は何もしていません。」(スポック)
「じゃ、誰がやったんだ?」(マッコイ)
「私は、私のプログラムとドクターのスクリーンセーバーをごみ箱
に捨てただけです。」(スポック)
「なにーっ、私の大切なスクリーンセーバー、
あっ、あった。誰かが空にしたらどうするんだ?スポック!!!」
(マッコイ)
「ドクター、その趣味はあまり薦められませんね。」(スポック)
「ほっとけ、感情の無いバルカン人に、このセンスを分かって
もらおうとは思わん!!」(マッコイ)
「ミスターカトウ、プリンタユニットまであとどのくらいだ?」
(カーク)
「船長、現在のスピードで2.3時間です。」(カトウ)
「船長、年賀状の返信をまだあきらめてないんですか?」
(チェコフ)
「当然だ。」(カーク)
「船長、提督からメッセージが入っています。」(ウラ)
「ほっとけ。」(カーク)
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「大使、私達は、結果的にナノチップ技術を21世紀にもたらした
事になりますが?」(データ)
「その通りだ。そのおかげで、カーク船長は提督になられた。」
(スポック)
「そうだったんですか。」(ピカード)
「それにしても、どうやって時空転送技術を開発されたのですか?」
(データ)
「俺もそれが不思議なんだ。データ。」(ジョディ)
「答えは簡単だ。あの時ワームホールにのまれる瞬間、私は、
キュウと遭遇した。そこで私は彼をテレパスした。というわけだ。」
(スポック)
「なるほど、そこで技術を盗んだというわけですか。」(ライカー)
「そのとおりだ、技術は盗むものだ。
但し、ただ盗むだけでは意味が無く、どう応用するかが重要だ。」
(スポック)
「大使、大変有意義な時間をありがとうございました。」(ピカード)
「さあ、みなさん、大使からのおごりよ。21世紀のコーヒー
ファイヤー・ダブル、冷でどうぞ。」(ガイナン)
「ガイナン、久しぶりだな。」(スポック)
「なーに、やっと出演できたわ。3世紀ぶりよ。」(ガイナン)
「私なら死んでるわ。」(トロイ)
「死ぬ前に、大使に時空転送頼んだら?」(ビバリ)
「それでは、永遠におばーちゃんじゃない。ねぇデータ。」(トロイ)
「大変うらやましい事ですね、カウンセラー........。」(データ)
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<キャスティング>
「ドクター、借りは返したぞ。」(スポック)
「まだ誰かに見られている様だが、スポック?」(マッコイ)
「船長、間に合いますかね?」(カトウ)
「ワープいっぱい。私が責任を取る。」(カーク)
「ナノチップ技術は、船長の特許となった...。」(チャーリ)
「ほっといてよかったわ。」(ウラ)
「今日もまた傍観者だ...。」(チェコフ)
「我々の判断は歴史を変える事になったかもしれない。」
(ピカード)
「ディアナ、もう一度どうだい?」(ライカー)
「まっぴら御免よ。」(トロイ)
「それは私としても困ります、副長。」(ウォーフ)
「ウォーフ、何か勘違いしてないか?」(ジョディ)
「カウンセラーは、もう気絶したくない様だ。」(データ)
「大使に時空転送してもらえば?」(ビバリ)
<その他のメンバ>
「やっぱ締めは私ね。」(ガイナン)
「俺も参加させてくれ。」(キュウ)
「名前だけでただろ。」(ロキュータス)
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まっこい.scr

まっこい1.jpeg
まっこい2.jpeg

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以上だ税。
固論歩

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