壇蜜のもっとハァハァしてる? [ぴんぼけ]
ご一緒に寝てみませんか【拡大】
天気予報の「連日、うだるような暑さで…」「今夜も熱帯夜と…」という解説が聞き慣れてしまうほど、暑い日が続いています。熱中症で搬送された人も多く、「のどが渇いてからでは遅いんです。渇く前に水分補給を」という、よく考えるとちょっと難しい対策も提案されています。暑さを乗り切るって大変なんだなぁと改めて思う今日この頃です。
私はかなりの汗っかきなので、毎年「もしかしたら汗くさいんじゃないか」「汗が乾いて変な匂いがしたらどうしよう」などの心配事が「暑さ対策」よりも先行してしまいがちです。
この時期はハンカチでは心もとないのでフェースタオルを肩にかけ、制汗剤と拭き取りタイプのデオドラントシートをカバンに忍ばせ、別のカバンには保冷剤を仕込み、体を冷却しながら日々勤めています。
この話を知人にしたら、「着ぐるみの中の人の暑さ対策みたいな抜かりのなさだね」と驚かれました。着ぐるみの中の人…一応、褒め言葉と受け取っておきます。壇蜜、というのも着ぐるみみたいなものですし。
熱帯夜と寝汗が重なり眠れないこともざらにあります。小さい頃からクーラーをかけていても夏は寝汗がひどく、じとっとした寝間着の肌触りで起きてしまうのです。着替えてはまた眠る…という対処をしながら夜を過ごしてきました。
今でも時々、夜中に目が覚め、結局寝付けないという日があります。この先も、この「夏の癖」と付き合っていかなくてはならない、そんな予感は当たりそう…。
ちなみに寝汗の不快感で起きてしまい、その先もなかなか寝付けないことを、母と私は何をカッコ付けてか、「アイデンティティーが揺らいだ」と言っています。
高校生の時にアイデンティティーという言葉を習い、母と話している際に自然と「アイデンティティー揺らぐと眠れなくなるよね」という謎の仮説に到達したのでした。
それ以来、夏場に寝付けないのは「アイデンティティーが揺らいだから」とキザな説明をしている次第です。なぜ私は汗をかくのか、そもそも汗をかく私は生きているのだろうか、私って何…。私のよりどころ(アイデンティティー)が、嗚呼分からない。
ね、今夜も眠れなさそうです。
■壇蜜(だん・みつ) 1980年12月3日生まれ、秋田県横手市出身。本名・齋藤支靜加。158センチ、B85・W60・H89。昭和女子大卒。NHKEテレ「テレビで中国語」(火曜午後11時)、BS日テレ「久米書店~ヨクわかる!話題の一冊」(日曜午後6時)にレギュラー出演中。8月、22、29日にはNHK「放送90年ドラマ 経世済民の男 高橋是清」(前後編)に出演する。