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壇蜜のもっとハァハァしてる? [ぴんぼけ]


暑い夏の夜は和のテイストでいかがですか【拡大】

 秋田県の南部、山形県と近い地域に「ちょっと変わった盆踊り」が存在します。私が生まれた場所とも近いため、小さい頃に見に行ったこともあり、不思議な盆踊りだなとは感じておりました。

 今年は、その地域からお呼ばれにあずかり、お久しぶりに見学してまいりました。秋田県羽後町(うごまち)西馬音内(にしもない)に伝わる盆踊り。通称「西馬音内盆踊り」です。

 踊り手は、子供を除いてみんな半月形の笠か黒い頭巾をかぶり、1列になって踊り歩きます。特に黒い頭巾は歌舞伎に出てくる黒子のようで、初めて見た人はさぞ驚くだろうと思います。

 大勢の人々が民謡のような、はやし歌のような不思議な歌に合わせ、顔を隠して踊ります。同じ曲調、延々と続く顔を隠した集団…じっと聴いていると一種のトランス状態になってきました。

 まさに異世界、黄泉(よみ)の国と現世とのはざまをたゆたえる演出にすっかり見入ってしまいました

 顔を隠す意味は諸説ありますが、一番有力な意味は「先祖や故人の姿を顔の見えない踊り手に投影する」ことだと感じています。

 おじいちゃんがあそこにいるかもしれない…、亡くなったあの人が帰ってきたように見える…。そんな「あの世と交流できているかもしれない」という感覚に浸ってもらうことが、この盆踊りの目的でしょうから、笠や頭巾が欠かせないのもうなずけます。恋人探しが目的なら、顔が見えないのはちょっと大変ですが…。

 しかし、「顔が見えないけど舞がすてきだ…。どんな子なんだ、せめて顔を見せてほしい!」と気持ちは募りそうで、かえって燃えてしまうかもしれませんね。

 お祭りは、派手なものでも、おごそかなものでも、幻想的で、あの世もこの世もまぜこぜになった感覚を与えてくれる催しだと思います。

 これからも伝統の灯が消えないよう、秋田に縁あるものとして寄り添えていければ幸いです。

 西馬音内の土産に「若返りまんじゅう」なるものをいただきました。しっとりとした生地に葛と黒砂糖のあんが入った若返りまんじゅう。

 若返るので、若い子にはあげられません。

 ■壇蜜(だん・みつ) 1980年12月3日生まれ、秋田県横手市出身。本名・齋藤支靜加。158センチ、B85・W60・H89。昭和女子大卒。NHKEテレ「テレビで中国語」(火曜午後11時)、BS日テレ「久米書店~ヨクわかる!話題の一冊」(日曜午後6時)にレギュラー出演中。29日には、NHK総合「放送90年ドラマ 経世済民の男 高橋是清」(後編)が放送される。

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若返りまんじゅう?

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